子どもから大人まで大人気のお菓子といえば「グミ」。コンビニやスーパーで見かける機会も多く、最近ではその種類も豊富で、健康志向のグミや海外発のユニークなものまで登場しています。ですが、実はこの「グミ」、見た目や味だけでなく、歴史や製造方法、さらには成分や健康効果まで、知れば知るほど奥が深い存在なのです。
今回は、そんな「グミ」にまつわるちょっと変わった雑学をたっぷりとご紹介します。友達との話のネタにもなること間違いなしの内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
グミの語源はドイツ語に由来している
「グミ」という名前は、実はドイツ語の「Gummi(グミ)」が由来です。この言葉はもともと「ゴム」を意味しており、あのモチモチとした食感を表現するのにピッタリな言葉として使われています。
ドイツでは1920年代に「ハリボー(HARIBO)」が世界初のグミを発売しました。ハリボーの創業者ハンス・リーゲル氏が考案した「ダンシングベア(Dancing Bear)」という熊の形のグミが元祖とされています。
世界では「しょっぱいグミ」も存在する
グミといえば日本ではフルーツ味やコーラ味が一般的ですが、世界を見渡すとかなりユニークなフレーバーも存在します。中でもインドでは「スパイス入りのしょっぱいグミ」が人気を博しており、酸味や塩気、辛味がミックスされた独特の味わいとなっています。
また、北欧には「リコリス味のグミ」があり、これも日本人の舌には少し馴染みにくいクセの強い味です。しかし地元の人々には「懐かしの味」として愛されています。
実はダイエット中にもおすすめのグミがある
甘いお菓子はダイエットの敵と思われがちですが、最近では「低カロリー」や「高たんぱく質」、「食物繊維入り」など、健康に配慮されたグミも増えてきています。
例えば「コラーゲン入りグミ」は美容に関心のある人々の間で人気がありますし、「プロテイングミ」などはトレーニング後の間食として取り入れられることもあります。噛むという行為そのものが満腹中枢を刺激するため、少量で満足感を得やすいのも魅力のひとつです。
グミは宇宙食にも採用されたことがある
驚くべきことに、グミは宇宙食としても採用されたことがあります。NASAの宇宙飛行士が宇宙で口にする食べ物の中に、グミが含まれていたという記録があるのです。
理由は、その保存性と食べやすさ。グミは常温でも劣化しにくく、軽量で、飛び散りにくいため無重力空間でも安全に食べられるのがポイントです。まさかの宇宙対応おやつとは、グミのポテンシャルの高さを感じますね。
人気グミの形にはちゃんと意味がある
グミにはハート型、クマ型、星型など様々な形がありますが、実はそれぞれに意味が込められていることがあります。
例えば「ハート型のグミ」は恋愛運アップやプレゼントに最適な形として意識的に作られていることもありますし、「クマ型のグミ」は元祖ハリボーの伝統を引き継いだものです。また、キャラクターグミや動物型のグミは、子どもたちに楽しく食べてもらえるようにと工夫された結果です。
日本初のグミは意外と歴史が浅い
日本で初めてグミが登場したのは1980年ごろと、意外にも比較的新しい歴史を持っています。当初はドイツからの輸入品が中心でしたが、のちに国産グミが続々と登場するようになり、今ではコンビニやスーパーで気軽に買える定番お菓子となりました。
特に近年では「弾力重視」「酸味強め」「ジュレ入り」など、消費者の好みに合わせた多様な商品展開が行われており、グミ市場は拡大の一途をたどっています。
グミは意外と“作れるお菓子”
グミは工場でしか作れないと思われがちですが、実は家庭でも簡単に作ることができます。ゼラチンやジュース、砂糖を使って冷蔵庫で固めるだけというシンプルなレシピが多く、親子で一緒に作るおやつとしても人気です。
自家製グミなら好みの味や色、形を自由にカスタマイズできるので、手作りスイーツが好きな人にはたまらない楽しみ方です。最近では100円ショップでもグミ作りのキットが販売されており、手軽にチャレンジできます。
グミには集中力を高める効果もある?
グミを食べるとリラックスできたり、気分がリフレッシュされたりするという人も多いのではないでしょうか。実際、噛むという行為には脳の働きを活性化させる効果があるとされ、集中力や記憶力の向上にもつながるといわれています。
そのため、勉強中や仕事の合間にグミを食べる人が増えています。糖分補給にもなるため、ちょっとした気分転換にも最適なおやつといえるでしょう。
まとめ:グミの雑学を知るともっと美味しくなる
ここまでご紹介してきたように、グミには見た目以上にたくさんの面白い雑学が詰まっています。名前の由来や歴史、世界のユニークなフレーバー、健康効果や集中力アップ、さらには宇宙食としての顔まで――一粒のグミにこれほどのストーリーが隠れているとは驚きです。
今度グミを口にするときには、ぜひ今回ご紹介した豆知識を思い出してみてください。より一層、グミを楽しむことができるはずです。