私たちの体に必要な五大栄養素のひとつ「ミネラル」。ビタミンほど注目されることは少ないかもしれませんが、健康を維持するうえで欠かせない大切な栄養素です。
この記事では、「ミネラルとは何か」「どんな種類があるのか」「不足するとどうなるのか」といったポイントを、わかりやすくまとめました。
◆ ミネラルとは？その基本をチェック！
ミネラルは体内で合成できないため、必ず食事から摂取する必要がある栄養素です。骨や歯の形成に関与するだけでなく、体内の酵素反応や神経伝達、エネルギー代謝にも深く関わっています。
五大栄養素（炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル）のひとつとして、健康を維持するために不可欠な存在です。
◆ 主なミネラルの種類と役割
- カルシウム：骨や歯を作る、筋肉や神経の働きにも必要
- 鉄：赤血球中のヘモグロビンを構成し、酸素を運搬
- 亜鉛：味覚や免疫力を正常に保つ
- マグネシウム：エネルギー生成、血圧の調整
- カリウム：ナトリウムとのバランスを取り、血圧を調整
- ナトリウム：細胞の浸透圧調整や神経伝達を担う
- 微量ミネラル（ヨウ素・セレン・クロムなど）：ごく微量ながら体に重要な働きを持つ
◆ ミネラル不足のサインとは？
ミネラルが不足すると、次のような症状が現れることがあります。
- 疲労感や倦怠感
- めまいや貧血
- 肌荒れや口内炎
- 集中力の低下
- 味覚障害
慢性的なミネラル不足は、生活習慣病や免疫力低下にもつながるため注意が必要です。
◆ ミネラルを多く含む食材と摂り方のコツ
ミネラルを効率よく摂取するには、バランスの良い食生活が鍵です。特に以下の食材を意識して取り入れましょう。
- 海藻類（わかめ、ひじき、のり）
- 魚介類（しらす、あさり、牡蠣）
- ナッツ類（アーモンド、カシューナッツ）
- 豆類（大豆、納豆）
- 緑黄色野菜（小松菜、ほうれん草）
- 乳製品（牛乳、チーズ）
加工食品に頼りすぎるとナトリウム過剰になる恐れもあるので、「自然な食材」を意識するのがポイントです。
◆ まとめ｜ミネラルで体の内側から健康に！
ミネラルは、体の基本機能を支える「縁の下の力持ち」。
毎日の食事にひと工夫するだけで、自然に必要量を摂ることができます。元気な体を作るために、今日からミネラルを意識した食生活を始めてみませんか？
