南国フルーツの代表格として親しまれているマンゴー。そのまま食べても、スイーツやドリンクにしても美味しく、幅広い年代に人気があります。ですが、そんなマンゴーにはあまり知られていない意外な豆知識や驚きの事実がたくさんあるのをご存じでしょうか？今回は、知って楽しい、話して面白い「マンゴーに関する面白い雑学」をたっぷりとご紹介します。
マンゴーの原産地はインドだった
マンゴーは南国の果物として知られていますが、そのルーツはインドにあります。なんと4000年以上前から栽培されており、ヒンズー教の神話にも登場するほど歴史の深い果実です。現在でもインドは世界最大のマンゴー生産国であり、国民食ともいえる存在です。
「果物の王様」と呼ばれる理由とは？
マンゴーは「果物の王様（キング・オブ・フルーツ）」と称されることがありますが、その理由はただ美味しいからではありません。ビタミンAやCが豊富で、美肌や免疫力アップに効果的とされる栄養価の高さ、そしてなめらかな食感と濃厚な甘さが、多くの果物の中でも群を抜いていることから、このような称号がつけられました。
マンゴーには実は多くの品種がある
マンゴーとひとことで言っても、世界には1000種類以上の品種があるといわれています。日本で一般的に流通しているのは「アップルマンゴー（アーウィン種）」や「ペリカンマンゴー」ですが、インドの「アルフォンソ」やフィリピンの「カラバオ」など、風味や食感、甘さが全く異なるものが存在しています。品種によっては香りがまるで花のように華やかなものもあり、食べ比べも楽しみのひとつです。
マンゴーを食べすぎると「マンゴーかぶれ」に？
マンゴーをたくさん食べると、口の周りがかゆくなることがあります。これは「マンゴーかぶれ」と呼ばれるアレルギー反応の一種で、マンゴーの皮に含まれる「ウルシオール」という成分が原因です。この成分は、なんとウルシやポイズンアイビー（かぶれる植物）と同じ仲間です。皮を剥くときには手袋を使う、もしくは皮を完全に取り除いてから食べることで予防できます。
完熟マンゴーの見分け方とは？
スーパーなどでマンゴーを選ぶとき、完熟しているかどうかは香りと手触りで判断することができます。まず、果実の付け根から甘く濃厚な香りが漂っていれば、完熟している証拠です。さらに、軽く握ったときに弾力があれば食べごろ。逆に硬すぎるものは追熟が必要なので、常温で数日置いてから食べると美味しくいただけます。
マンゴーは生で食べるだけじゃない！調理方法も多彩
日本では主に生食されることが多いマンゴーですが、世界ではさまざまな料理に使われています。例えば、インドではスパイシーなカレーに加えたり、ピクルスにしたりするのが一般的です。また、タイやフィリピンでは、もち米と合わせたスイーツ「マンゴースティッキーライス」が人気です。マンゴーの酸味と甘みが他の食材と見事にマッチし、食文化の幅広さを感じさせてくれます。
マンゴーの種は意外と大きくて硬い？
マンゴーの中央には平べったく大きな種があり、可食部が少ないと感じる人も多いかもしれません。実は、この種は非常に硬くて丈夫なため、乾燥させてからアクセサリーや工芸品に加工されることもあります。捨てずに活用できるという点でも、エコな果実といえるかもしれません。
パッションフルーツとの意外な共通点とは？
マンゴーと同様に南国を代表する果物に「パッションフルーツ」がありますが、この二つにはいくつか共通点があります。どちらもビタミンやミネラルが豊富で、美容や健康に良いとされていること、また熟すと非常に芳醇な香りがすることなどが共通しています。さらに、どちらも追熟することでより甘さが増すため、買ってすぐに食べるよりも数日置いてから楽しむのがポイントです。
まとめ
マンゴーに関する面白い雑学をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか？南国の甘い果実というイメージの裏には、意外な歴史や健康への効果、さらにはアレルギーの注意点まで、多くの知られざる事実が詰まっています。今度マンゴーを食べるときは、ぜひ今回の雑学を思い出してみてください。知れば知るほど、さらに美味しく感じられるはずです。
ポチップ
