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エリンギの正体はじつは日本発!?エリンギの栽培・味・栄養・意外な使い方まで、驚きの雑学をまるごと紹介します

食に関する面白い雑学

普段の料理に欠かせないきのこ類のひとつ「エリンギ」。スーパーでは年間を通じて手軽に購入でき、炒め物やスープ、天ぷらなど幅広く使える万能食材として人気があります。しかし、私たちが当たり前のように口にしているこのエリンギ、実はとてもユニークな特徴を持ったきのこだということをご存じでしょうか?

今回は、そんな「エリンギ」にまつわる雑学をたっぷりとご紹介します。味や栄養の話だけでなく、ちょっとしたトリビアや意外な利用法まで、読み終わる頃にはエリンギをもっと好きになっていること間違いなしです。

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現在、私たちが日常的に食べているエリンギは、実は自然界でそのままの姿で存在していたわけではありません。もともとエリンギ(学名:Pleurotus eryngii)は地中海沿岸や中央アジアなどが原産の野生のきのこです。しかし、野生のエリンギは日本では自生しておらず、入手するのが困難でした。

そこで、日本の研究機関や企業が中心となって品種改良と栽培技術の開発を行い、人工的に栽培可能なエリンギを誕生させました。本格的に市場に出回るようになったのは1990年代に入ってから。つまり、私たちが食べているエリンギは“日本で育てられた新しいきのこ”なのです。

今では韓国や中国でも栽培されるようになりましたが、日本はその先駆者ともいえる存在です。

「しいたけ」「まいたけ」「しめじ」といった和風の名前が多いきのこの中で、「エリンギ」という少し洋風な響きの名前が目を引きますよね。この名前の由来は、学名の「Pleurotus eryngii(プレウロトゥス・エリンギイ)」にあります。

この「eryngii(エリンギイ)」は、原産地でこのきのこがよく育つ植物「エリンジウム」というセリ科の草の名前にちなんで名付けられました。つまり、名前の由来はラテン語なのです。

和風の料理にも洋風の料理にも合う万能なエリンギに、ラテン語由来の名前がついているのも、なんだか不思議な縁を感じますね。

エリンギの最大の特徴といえば、その「歯ごたえ」です。コリッ、シャキッとした食感は他のきのこにはなかなかない魅力で、「アワビに似ている」と表現されることもしばしばです。

実際に、エリンギはアワビの代用として高級中華料理などにも使われることがあります。バターやオイスターソースとの相性がよく、噛めば噛むほど旨みが感じられるのも人気の秘密です。

また、エリンギの歯ごたえは調理法によって大きく変わるのも面白いところ。スライスしてさっと炒めるとコリッとした食感が強調され、厚切りでじっくり加熱するとふっくらとジューシーな食感になります。

きのこというとヘルシーなイメージがありますが、エリンギも例に漏れず、健康志向の方にぴったりの食材です。

エリンギの主な栄養成分は以下のとおりです。

  • カロリー:100gあたり約20kcal
  • 食物繊維:豊富(水溶性・不溶性ともに含まれる)
  • ナイアシンやビタミンB群:代謝をサポート
  • カリウム:体内の余分な塩分を排出

特に注目したいのは「食物繊維」の豊富さです。エリンギには、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」が多く含まれており、腸の動きを活性化し、便秘の予防や改善に効果があるとされています。

また、きのこ類特有の「βグルカン」という成分には、免疫力を高める効果もあるとされ、健康食材としても優秀です。

エリンギは冷蔵保存も可能ですが、実は「冷凍保存」することで、旨みがさらにアップするという裏技があります。

きのこ類は冷凍すると細胞が壊れ、そこから旨み成分である「グアニル酸」が溶け出すため、調理時により濃厚な味わいになります。

冷凍保存の方法はとても簡単です。

  1. 汚れを軽くふき取る(洗わないのがベスト)
  2. お好みのサイズにカットする
  3. 冷凍用保存袋に入れて密封
  4. そのまま冷凍庫へ

解凍せずにそのまま炒めたり煮込んだりできるため、時短調理にも最適です。使いきれなかったエリンギはぜひ冷凍してみましょう。

日本では定番のエリンギですが、世界的にはまだあまりポピュラーとは言えません。特に欧米では、マッシュルームやポルチーニ、しいたけなどが一般的で、エリンギはアジア食材として認識されています。

とはいえ、アジア系スーパーやグルメ志向の食材店では少しずつ取り扱いが広がっており、その食感や旨みの魅力が海外でも評価され始めています。

特にベジタリアンやヴィーガンの人たちの間では、エリンギは“肉の代替食材”として人気が高まってきています。ステーキ状に焼いたり、ほぐして唐揚げ風にしたりと、バリエーション豊かな調理法がSNSでも注目を集めています。

エリンギは見た目こそ地味ですが、その奥には多くの魅力が詰まっています。人工栽培によって誕生した背景、ラテン語由来の名前、食感の秘密、栄養価の高さ、冷凍テクニック、そして世界での評価まで――日常的に使っている食材にも、こんなに面白い雑学が詰まっているのです。

次にエリンギを食べるときは、ぜひこの記事で紹介したトリビアを思い出してみてください。食卓がちょっぴり楽しく、豊かになるはずです。

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