子どもと一緒に楽しめる「知育菓子」。作る過程で手先を使ったり、色の変化を観察したりと、遊びながら学べる要素がたくさん詰まっています。単なるお菓子作りではなく、子どもの好奇心を刺激し、学びの機会を増やす絶好のチャンスです。
そこで今回は、知育菓子作りをもっと楽しく、学びにつなげるためのポイントを５つご紹介します！
ステップごとに「予想」を立ててみよう！
知育菓子には、水を加えると色が変わるもの、形が変化するもの、混ぜると泡立つものなど、不思議な現象がたくさんあります。これらの変化をただ楽しむだけでなく、「どうなると思う？」と子どもに問いかけてみましょう。
例えば、ゼリー状に固まるお菓子を作る場合、以下のような会話ができます。
親：「この粉に水を入れるとどうなると思う？」
子：「ジュースみたいになる！」「何も変わらないかも？」
このように予想を立てることで、子どもの考える力や好奇心が育ちます。答え合わせをするときも、「なぜそうなったのか」を一緒に考えると、さらに学びが深まります。
計量を一緒にやってみる！数の感覚を育てよう
知育菓子では、決められた量の水や粉を使うことが大切です。この工程を子どもと一緒に行うことで、数の概念や計量の感覚を身につけることができます。
例えば、「５mlの水を入れてみよう！」などと声をかけると、数字と実際の量の関係を自然と学べます。また、「スプーン１杯」「２杯」など具体的な単位で数を教えるのも効果的です。
少し大きい子どもには、計量カップや計量ススプーンを使って「ぴったり〇〇mlを量る」遊びをすると、さらに楽しく学べます。
色の変化や化学反応を観察してみよう！
知育菓子には、色が変わるものや泡立つものなど、科学の要素が含まれています。これを利用して、理科的な視点で観察するのもおすすめです。
例えば、レモン汁やククエン酸を加えると色が変わるお菓子を使って、「酸性・アルカリ性の違い」を簡単に学ぶこともできます。
観察のポイント
・色の変化：「なぜピンクから紫に変わったのかな？」
・泡立ち：「どうしてブクブク泡が出てきたんだろう？」
・固まる仕組み：「液体だったのに固まったね！なんでだろう？」
実際に実験のように取り組むことで、子どもたちの探求心が育まれます。
手先を使った細かい作業に挑戦！
知育菓子の中には、型を使って形を作ったり、小さなトッピングを乗せたりと、指先を使う作業がたくさんあります。こうした工程は、手先の器用さ集中力を養うのにぴったり！
例えば、スポイトでジュースを垂らして固めるお菓子では、力加減を調整しながら慎重に作業することが求められます。また、クリームを絞る工程では、「ゆっくり押してみよう」「少しずつ出してみよう」などと声をかけると、子どもも自信を持って取り組めます。
お菓子作りを通じて、遊びながら指先を鍛えられるのは大きなメリットですね。
完成したお菓子を楽しく盛りつけ＆食レポしよう！
知育菓子を作ったあとは、盛りつけや写真撮影、味の感想を言葉にする「食レポ」を楽しみましょう！
アイデア例
・おしゃれに盛りつけ！お皿に並べたり、カラフルにデコレーションしたりして、見た目にももだわる。
・写真を撮ってみよう！「どんな風に撮ったらおいしそうに見えるかな？」と考えるのも楽しい。
・味を表現してみる！「甘いだけじゃなくて、ちょっと酸っぱいね！」など、具体的な感想を言葉にしてみる。
こうした体験を積み重ねることで、子どもは「どう表現すれば相手に伝わるか」を学ぶことができます。
まとめ
知育菓子作りは、ただのおやつ作りではなく、遊びながら学べる貴重な時間です。
今回の５つのポイントをおさらいすると…
１．予想を立てる → 科学的思想や観察を育てる！
２．計量する → 数の概念を身につける！
３．色や泡の変化を観察する → 理科の学びにつなげる！
４．手先を使って作業する → 指先の器用さや集中力UP！
５．盛りつけや食レポをする → 表現力を育てる！
親子で一緒に楽しみながら、お菓子作りを通じて学びの機会を増やしてみてはいかがでしょうか？
ぜひ、次のおやつタイムに知育菓子を取り入れてみてくださいね！
